SS集-No.6-10

SS_List1
SS_List1

No.8 <<<

【Barbie Pig】

 人類が当たり前のように宇宙へと進出しその先で異星人との戦争が勃発、勝利する時代になってもなお深海は人類にとって未知の領域であった。
「クラリオン・クリトーン?」
「クラリオン・クリッパートン海域(Clarion-Clipperton Zone:CCZ)ですよ。ハワイとメキシコの間にあってその範囲は日本の面積の一〇倍以上に相当する約四四〇万平方キロメートルに及びます」
 すっと差し出されたタブレットに目をやればそこには珍妙な物体の写真と動画がずらりと並んでいた。
「何だこれ?」
 まず目に付いたのは全身がシースルーの物体だ。深海生物なのだろう。内臓らしきものが丸見えで骨格もない。
「これほんとに生き物か?」
「『ユニカンバー(unicumber)』ですね。新種のナマコと見られているそうですよ」
「……ナマコ?」
 ナマコ類に属する棘皮きょくひ動物の総称。漢字では『海鼠』と書き一般には食用にする種を指す。体は柔らかく形はキュウリ状で左右相称。体の先端に口がありその周囲にある触手で微生物を捕える。腹面には運動器官として五列の管足があり背面にはいぼがある。マナマコ・キンコ・フジナマコなど一五〇〇種以上が知られている。
「これが?」
「ナマコです。まあ、まだ断定はされていないようですか」
 さらに視線を横に滑らせれば薄ピンク色でずんぐりむっくりした物体が目に留まる。
 ピンク色の肌にシカの角のような大きい突起、下を見れば短い足が無数に生えて海底をぴょこぴょこ行進している。
「……なあ、これ」
「ナマコですね」
 シュウ曰く『海のブタ(sea pig)』の愛称で知られる「センジュナマコ」の新種ではないかといわれているそうだ。研究者たちからは某人形のピンク色と愛称である『海のブタ(sea pig)』をもじって「バービーピッグ(Barbie Pig)」のニックネームで呼ばれているらしい。
「ナマコ……」
「ナマコです。とはいえ現時点ではどちらもまだ可能性の段階ですが」
「……あのよ」
「何ですか?」
「死霊装兵ってまだ常識的な見た目してたんだな」
 だって、あいつらサイズがあれなだけで見た目はちゃんと「死霊」だった。誰が見ても容赦なくぶっ飛ばせるほどちゃんとした「化け物」だった。まさに名は体を表す。だというのにこのナマコどもときたら。
「深海って怖い」
「そうですね。ところで、眠気は覚めましたか?」
 そもそもこれは「眠い。でも夜ふかしはする」と駄々をこねるマサキのためにシュウが用意したデータだったのだ。
「覚めたというかもう今夜は眠れる気がしねえ」
 眠気も含めていろいろ一気に吹き飛んだ。
「ナマコって……」
 しばらく海鮮料理は食べられそうにない。
 ナマコ、恐るべし。
 

【迷子】

「彼を見ませんでしたか?」
「彼?」
「ああ、あの元気な子ね」
 待ち合わせるはずだった【方向音痴の神様】の後ろ姿を街外れに見かけ、慌てて追いかけてみればこの有り様。シュウは目の前の夫婦と思われる男女にマサキの行方を尋ねる。
「あの負けん気の強そうな子かね。なら、君はあの子の連れかい?」
「あまりに遅いので迎えに来たのですよ。彼は相当な方向音痴でしてね。たぶん、また迷子になっているのだろうと」
「まあ、迷子?」
「それはまた冗談のような話だねえ。ここはとても辺鄙な所だから、道に迷ったくらいではもうたどり着けないはずなのに」
「冗談ですまないから私がここに来たのですよ」
「あらあら、大変ねえ。でも、そうね。確かに心配だわ。だって、迷子でしょう?」
「本当にどこをどう迷ったのやら。気苦労が多いだろう?」
「もう慣れました。それで、彼は?」
「たぶん、向こう側にいるわ。子どもたちと遊んでくれているの。みんなとてもはしゃいでいるわ。久しぶりだから」
「ここは本当に辺鄙な場所だからねえ。それにしても、客人はともかく迷子だなんて初めてだよ。彼は強運の持ち主だったんだね」
 互いにうなずき合う男女に対してシュウの反応は冷ややかだ。
「ええ、本当に無事で良かったと思いますよ。本来、ここは人が足を踏み入れるべき場所ではありませんから」
 シュウは敵意を隠さなかった。
「ふふっ、聡い人間の相手は本当に久しぶり。そのうえ私たちに臆することもない」
 女は面を付けていた。そこに顔はない。白く塗りつぶされた面。名も無き者には顔も形もないのだ。それは男も同様であった。
「本当にこんな他愛ない世間話は久しぶりだ。つき合ってくれてありがとう。気をつけてお帰り。もう、こちらに迷い込んではいけないよ」
「そうね。私たちはいいけれどたぶんあの子たちは見逃さないわ。とても気に入ってしまったから」
「きっと隠してしまうよ」
「肝に銘じておきます」
 途端、朱の花吹雪が視界を奪う。鼻先をかすめる香りは金木犀に似ていた。花吹雪を抜けた先には本紫の空と墨色の湖。そして湖面に敷きつめられた翡翠色の花しるべ。
 当然のように花びらを足場にして湖面を進む。恐れはない。これは善意だ。「他愛ない世間話」に対するささやかな加護。
 そうして長い長い一瞬の闇夜を抜けた先、常磐緑の大地と白緑の空の下に彼はいた。五枚羽と六枚羽、世に存在しない異形の鳥たちに腹と頭を占拠され、軽いいびきを立てながら。

「なあ、あそこって何だったんだ?」
 気がつけばグランゾンのコクピットだった。何か警戒する理由があったのだろう。マサキが目を覚ましてしばらく、シュウは何者かの気配を探っているようだった。
「現世と隠り世の狭間、とでも言いましょうか。一種の神域ですね。彼らはかつて『神』と呼ばれ信仰の衰退とともに堕ちて『名』を失った『神』の残滓。この世に残った未練のようなものですよ」
「……未練」
「もとはそれなり力のある『神』だったのでしょう。ああして今も神域を維持できているのですから」
「なあ、あいつらって……」
「どうやら人に近い『神』だったようですよ。時折迷い込む『客人』をもてなして外の世界の話を聞くのが楽しみだったようです。ただ、そのまま『客人』を飲み込んでしまうこともあったようですが」
「え」
「いわゆる『神隠し』ですね。たまにいるのですよ『神』と波長が合いやすい人間が。『神を降ろす』者を巫覡ふげきと言いますが、あなたは自分がそれに近い人間だという自覚がありますか?」
「何で⁉︎」
「……サイフィスに選ばれたうえに精霊憑依ポゼッションまで成し遂げておいていまさら何を言っているのですか。少しは自覚を持ちなさい。彼らは素直に帰してくれましたが『次はない』と言われましたよ。子どもたちがあなたのことをとても気に入ってしまったからだと」
「マジかぁ……」
 しかし、来るなと言われてもこちらはこちらで【方向音痴の神様】である。注意されて改善できる程度の方向音痴ならそもそも現世とかくり世の狭間に迷い込んだりはしないのだ。だいたい道に迷った挙げ句、すでに閉じられた境界をうっかりまたぐ人間がこの世のどこにいる。
「いるからこんなことになるんだにゃ」
「それこそいまさらにゃ」
「サイバスターで迷子になるときはせめてゲートが通じる範囲にしてくださいね。迎えに行くのに手間取りますから」
「お前らおれのことを何だと思ってんだっ‼」
「迷子ですが」
「迷子なんだにゃ」
「迷子にゃのね」
 現実は非情であった。
 マサキはへそを曲げることにした。

【A little happiness for you】

 誕生日。それは彼が生まれた日。年に一度、彼の誕生に祝福を贈る。それはとてもささやかな、けれどとても得難い日だった。
「何ですか、それは?」
 テーブルにずらっと並べられたもの。
 各種包帯にサポーター、軟膏、絆創膏、湿布。いくつかの封筒。映画・テーマパークのチケット、ランチバスケット等など。
「見りゃわかるだろ、誕生日プレゼントだよ」
 今にも鼻歌を歌い出しそうなくらいマサキは上機嫌だった。
「魔装機操者候補だった頃の同期だよ」
 操者候補生の中には当然のことながらラングラン軍からも有能な候補生が送り込まれていた。彼らとの縁は今も続いていたのである。
 まさかの送り主にシュウは目をしばたたかせる。当時、地上人に対する偏見と差別は今より遙かに厳しかったはずだ。
「めずらしい連中だなって、おれも思った」
 彼らはいずれも負けん気が強くとても好奇心旺盛だった。とにかく地上の話を聞きたがったのだ。その過程で何度も取っ組み合いの喧嘩になった。それでも憎悪し合うまでに至らなかったのは彼らが無遠慮にマサキの中へ踏み込んで来なかったからだ。彼らは善人であった。
「おれがサイバスターに選ばれたときゼオルートのおっさんやプレシア、みんな以外で喜んでくれたのってあいつらくらいでさ」
 だが、候補生時代はともかく魔装機神操者となった今、任務でラングラン軍を訪れても一般兵と顔を合わせる機会はそうそうない。ましてや今のマサキはサイバスターの操者であると同時に「救国の英雄」でもあるのだ。
「あれからもう何年もたってるけど、今でもこうして律儀に贈ってくるんだよ」
 人の誕生日祝う前に自分の任務片付けろよな。文句を言いつつ嬉しそうに封筒のひとつを手に取る。
「そういえば、それは?」
「ん。ラングラン軍が太鼓判を押す鍼灸院と接骨院の紹介状。だいたい一年先まで予約埋まってんだよ、ここ」
 その横に並ぶ包帯、サポーター、軟膏、湿布、絆創膏を指させば。
「最前線の経験者が絶賛する一品。その軟膏、やけどによく効くぜ」
 なるほど抜群の説得力だ。
「チケットは日頃から迷惑かけてるんだろうからってプレシア宛な。バスケットの中身はたぶんスコーンとかクッキーの詰め合わせだと思う。実家が洋菓子店の奴がいるんだよ」
 そう語る彼はまるで少年に戻ったようだった。両手に収まるくらいの素朴でささやかな幸せ。それが一等大事なのだと目尻を下げて。
「何でお前嬉しそうな顔してんだ? 何か良いことでもあったのか?」
「ええ、とても嬉しいことが」
 正確にはとても誇らしいことなのだが。 
 彼に向けられる小さな善意。その一つ一つがまるで我が事のように誇らしい。彼らの小さな善意こそが血にまみれた彼の手を癒やすのだ。
「少し妬けますが、今日くらいは見逃しましょう」
「何だそれ?」
「大したことではありませんよ。それより、今日の夕食は約束通り私が作ります。以前、あなたに聞いたリクエストはすべて叶えましょう」
「椀飯振る舞いだな」
「あなたの誕生日ですよ。当然でしょう」
「…………ドヤ顔で言うな。恥ずかしい奴だな、お前」
「とても楽しいことなので無理ですね。諦めてください」
「一瞬でもいいからそこは悩めっ‼」
「お断りします」
「即答⁉︎」

 誕生日。それは彼が生まれた日。年に一度、彼の誕生に祝福を贈る。それはとてもささやかな、けれどとても得難い日だった。 

【地震雷火事白河】

 地震というほど大げさではない。強いて言えば微震だろうか。その部屋は揺れていた。否、家自体が揺れていたのだ。震源地はリビングのソファ。そこに座る二人の青年であった。
 一人は新緑の髪の青年。その顔色は土気色を超えてすでに真っ白だ。背中をぴんと伸ばした格好のまま硬直してそろそろ一時間は経過しただろうか。声を上げる気力はとうに尽きている。しかし、素直に気絶しようにも手元の「震源」が恐ろしくてうかつに現実逃避もできないのだった。
 さて、震源は隣に座るもう一人——ロイヤルパープルの髪の青年であった。上体を倒し新緑の髪の青年の膝に乗り上げた格好のまま微動だにしない。呼吸をしているかどうかも怪しいほどだ。そして、その全身が淡く発光しているように見えるのは不幸にも見間違いなどではなかった。
 
 一年近く探してようやく見つけた稀覯本だったらしい。何でもトロイア文明時代に存在したナノマシンに関する資料だったらしく、錬金学だけでなく地上のロボット工学にも大きな進展をもたらすほどの内容だったそうだ。
 なるほど、そんなものが手に入ったとなれば多少なりとも浮かれはするだろう。しかし、禍福とは糾える縄の如し。稀覯本という幸福を手にした直後の帰路にそれは起きた。危機管理意識の欠如によるガス爆発事故である。幸いその飲食店は街の中央通りから少し離れた場所にあり休店日だったこともあって被害は最小限に抑えられたが、紙媒体が被った被害は致命的であった。そう、背表紙のみを残して焼失してしまったのである。
 チカは飛んだ。全速力で飛んだ。世界のためではなくおのれの保身のために。
「マサキさんマサキさんマサキさんマサキさん。腹くくってください。ついでに精霊憑依してください。生身で。魔王が、魔王がくるよぉーっ!」
「や・か・ま・し・いっ‼」
 弾丸となって飛び込んで来たチカをマサキは容赦なく左アッパーで打ち上げた。
「帰って来るなりうるせぇんだよ! お前はまいどまいど。だいたい魔王って何だ魔王って。あいつが極悪なのは今に始まったことじゃねえだろうが」
「だから、もうそんなレベルぶち抜いてるんですってば! ほら、あれ、後ろっ⁉︎」
「あ?」
 羽を閉じた格好で器用にも垂直落下してきたチカを片手で受け止め、振り返った先には。
 ——魔神も裸足で逃げ出す大魔王が立っていた。
 もはや会話が通じるレベルではなかった。あれは邪神もまたいで通るレベルだ。チカがそうであったようにマサキもこの世の終わりを見た。魔王だ、魔王がいるよ、お父さん。それもラスボスではなく裏ボス系。どうあがいてもバッドでエンドなフラグしか立たない。
「マサキ」
「ひぃっ⁉︎」
「少し気分が悪いので手を貸してもらえますか?」
「お、おう」
 そして事態は冒頭に至る。

 部屋が揺れている。震源は図々しくも人様の両膝に乗っかってふてくされている男だ。たぶん、ふてくされているのだろう。どうかその程度であって欲しい。これ以上の災厄はご免被る。
 ばちばちと音がするのは幻聴だ。魔力の火花らしきものがそこかしこに見えるのも幻覚だ。
「とりあえず、頭でもなでといてください。やり方間違うと爆発するかもしれませんけど」
「素手で核弾頭殴れってかっ‼」
 そうして耐えに耐えた一時間。
「ご迷惑をおかけしました」
 人類勝利の瞬間であった。
「……めっちゃすっきりした顔してますね、ご主人様」
「記憶していたものをきちんと整理できましたからね」
「イマナント?」
「記憶していたものを整理しました。万が一に備えて必要箇所は先に覚えておいたのですよ」
「そのわりには一時間……」
「気分が悪かったのは事実でしたよ」
 ただ、どの程度気分が悪かったかその詳細までは伝えていなかったが。
「とはいえ、少し悪いことをしましたね」
 すぐ隣に視線をやれば「人類最後の砦」であった青年が文字通り真っ白に燃え尽きていた。これは復活するまでしばらくかかるだろう。
「今日はもうこちらで預かりましょう」
 そうしてさっと抱えてゲストルームへ。
「……悪魔や」
 チカは主人の背中に「神々の黄昏ラグナロク」を見た。
 世に言う天災とはだいたいそんなものである。

【スフェーン】

 最初に贈ったのは緑と翠の貴石が連なる腕輪。
 エメラルド、翡翠、ペリドット、デマントイド・ガーネット。陽の光の下でその輝きがもっとも美しく花開くであろう瞬間のために整えさせた一つ目の祝福ギフト
 次に贈ったのは小指を飾るオリハルコニウムの指輪。
 絶えぬ幸いが常にその頭上に降り注ぐように、如何なる災厄もその身を穢すことがないようにと刻んだ幾千と万の言祝ことほぎと呪い。
 魔術に疎い彼の一助になれば、と。
 そして、先日ようやく見つけた希少石。
 スフェーン。産出地自体は世界に数あれど高品質を望むのならばその選択肢は限られる。特にパキスタン産のスフェーンにおいてはヒマラヤ山脈の標高二五〇〇メートルもの高地で採掘されているのだ。加えてその硬度の低さから加工が難しく、自然界で大粒の結晶が見つかることもまれなため流通量は常に不安定だ。
 光を当てるとまるで溢れるように虹色にまたたくこの貴石は時に火花が散るように赤く輝き、それは「カラーチェンジスフェーン」といわれている。
 純粋と永久不変を象徴する貴石の滴。一体どれだけ探したことか。

「送り主が誰かはもう聞かないけど、それ、任務のときはできるだけ外さないほうがいいわよ」
「何でだよ。これも何かの御守りなのか?」
「これも、ね。そうよ。御守り。宝石に魔力を装填して使うタイプの宝石魔術。端的に言えば極薄の対物防御壁シールドね。それスフェーンでしょう。それだけ高品質ならたぶん至近距離でショットガン食らってもかすり傷ですむわよ」
「マジかっ⁉︎」
「大マジよ。まあ、そのサイズだと一回発動するたびに魔力の装填が必要になるでしょうけど」
 渋い表情を隠さないセニアにマサキは両目を見開いたまま口をあんぐりと開けて絶句した。
 最初は腕輪だった。その次は指輪。そして今度はペンダント。一見しただけでは本物の羽と見紛うそれの根元にあしらわれた一滴の貴石。今度は一体いくらつぎ込んだのだ。
「つか、魔力の装填ってどうやるんだ?」
「マサキ、魔術からきしだものね。そりゃあ、自分で勉強して装填するか、魔力があり余ってる人間に頼むか。どちらかよ」
「……」
「頼みに来て欲しいんでしょ。しかも、わざわざスフェーンなんて選んでるし」
 ジャケットの下——左腕では祝福を唱う翠の腕輪が、グローブに隠れた左小指では幸いと呪いを歌うオリハルコニウムの指輪がその「意味」をもって今もマサキを見えぬ災厄から遠ざけている。そこに今度は目の前のペンダントが加わるのだ。案の定、ペンダントの裏にも何かしらの文字が刻まれていた。
 正直、ここまでくると過剰防衛なのではと逆に不安すら感じてしまう。
「…………なあ」
「諦めなさい。もう予約すんでるわよ、きっと」
 とりあえず、「予約先」に装填作業を依頼しに行くのは確定事項らしい。
「何だかなあ」
 前回も前々回もマサキは呆れてしまった。もちろん、今回も。
「……まあ、いやじゃねえけどよ」
 だから、きっとこのペンダントもずっと身につけることになるのだろう。身に着けていることすら忘れてしまうくらいに。

タイトルとURLをコピーしました